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トピックスitiran

「トラックが止められない!」 SA・PAのトラック駐車枠が不足 (2020/08/19)

トラック同士の接触事故も発生


深夜割引や430休憩が影響


改善基準告示では、連続運転時間は4時間が限度で4時間運転したら30分以上の休憩が必要とされている。
しかし、休憩の際にトラックを停めるSA・PAの駐車枠が少ないのが現状で、特に、夜中のSA・PAでトラックの駐車枠が不足していることにより、トラック同士の接触事故が起きている。
長距離輸送を行う兵庫県の運送会社Aの担当者は、「ドライバーがトラックを停める場所を探すのに苦労している。SA・PAの入り口、その他の決められた場所以外に車両を停めることは、追突事故などの原因になり、とても危険。
4時間に1回の休憩というルールを守れても、事故を起こしては元も子もないが、30分の休憩をとるために、PAを1時間ほど巡回するトラックもいる。このような状況だと、いくら休憩時間を設けても休めない上に、働き方改革にもつながらない。
これらの主な原因は、大型車を停める駐車場が不足していること。特にゴールデンウイークや年末年始は乗用車や観光バスが一気に増えるため、ドライバーは苦労する。
SA・PA、都市部の近くなどに、大型車やトレーラーを停められる駐車場を増やしてほしい。もっと言えば、一般車と事業用トラックで駐車場を分け、トラック専用の駐車スペースを確保してもらえるとありがたい」と話す。
 大阪府の運送会社Bの担当者も、「トラックを停める駐車場が足りていない。2~3ヵ所のSA・PAを巡っても停められないことが多々ある。4時間に1回、30分以上の休憩をとるためには、ゆとりを持って駐車場を探す必要がある。そのため、3時間半が経過した段階で駐車場を探して休憩するように指導している。
特に夜中のSA・PAは駐車枠以外にも、減速レーンや加速レーンまでトラックがひしめき合って混雑している。いつ事故が発生してもおかしくない。ドライバー自身もいけないとわかっているが、駐車枠以外の場所に停めざるを得ない現状がある。
 夜中のSA・PAがトラックで混雑する大きな原因は、ETC深夜割引。ETC深夜割引は、深夜0時~4時の間に高速道路内にいれば、高速料金が3割引になる。長距離になるほど割引額が大きくなるため、多くのドライバーが深夜0時を過ぎるまで高速道路に留まることになる。
割引自体はありがたいが、深夜0時という線引きがトラックの混雑と駐車枠不足を招いている。全員が深夜0時を意識せざるを得ないことが、混雑に拍車をかけている。解決策としては、深夜0時というように時間を指定するのではなく、時間帯に関係なく走行距離で割引をすれば駐車枠不足が緩和されるのではないか」と話す。


【写真】バス専用の駐車レーンに駐車するトラック トラックの駐車枠不足を物語っている