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市場規模10年で4倍以上 ノンアルコール飲料(2020/11/24)
アルコール分0・00%の安心感から需要急増
近年、ノンアルコール飲料の市場が拡大している。ノンアルコール飲料の市場は、2009年の502万ケースから右肩上がりで推移し、2018年は2209万ケース。2019年は、対前年103%の2265万ケースに上ると推測されている(1ケース=250ml×24本で換算)。
ノンアルコール飲料を月1回以上飲む人に理由を聞いたところ、多い順に「アルコール飲料と味がそん色ないから」(29・2%)、「車を運転したから」(27・2%)、「明日の予定に響くから」(25・2%)だった。
このほか、「加齢により健康が気になるため」(24・4%)、「体の脂肪が気になるから」(17・2%)と、健康面の理由も目立った。
現在、国内のノンアルコールビール市場は、ビール全体の約5%と成長段階にある。
アサヒグループホールディングスの広報担当者は次のように話す。
ビールテイスト清涼飲料は、2002年の道路交通法改正により、飲酒運転への罰則が強化されたことに伴い、2000年代中盤まで需要が高まってきました。
当時アルコール分は1%未満の中で幅があり、0・5%程度のアルコールを含有する商品が主流の中、2009年にキリンビールがアルコール分0・00%の商品を発売し、0・00%の安心感から需要が急増しました。
以降、新たな切り口の新商品投入や大幅なリニューアルの実施、新たな飲用シーンの提案などが奏功し、市場の成長が続いています。