大型車の車輪脱落事故急増！ 令和元年度１１２件　昨年比31件増（2020/12/06）

大型車のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故が増加している状況を踏まえ、国土交通省と全日本トラック協会は、「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施している。
令和元年度の大型車（車両総重量８トン以上のトラック又は乗車定員30人以上のバス）の車輪脱落事故の発生状況は、発生件数は１１２件で昨年比で31件増加している。
車輪脱落事故は、冬期（10月～２月）に多く発生しており、特に東北地区で多く発生している。
また、車輪脱着作業後１か月以内に多く発生し、タイヤ交換作業が集中する11月に交換した車両の事故が多い。そして、車輪脱落箇所は左後輪に集中している。
　国交省、全ト協では、大型車の「ホイール・ナットの緩み」の総点検、タイヤ交換時の作業管理表を使用した正しいタイヤ交換作業の実施などを呼び掛けている。

写真＝全日本トラック協会が作成したリーフレット