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「記念日電報」「おりばこ電報」 佐川ヒューモニー 多様なサービス展開(2021/03/21)


10年で約3・8倍 活性化する電報市場


 SGホールディングスグループで、電報サービスを提供している佐川ヒューモニーは、毎日新聞社とコラボし、指定した記念日に発行された新聞のコピー(一面・最終面)にメッセージを添えて送ることのできる「記念日電報」を1月より開始したが、卒業・入学の他、誕生日祝いで多くの注文があるという。
 記念日電報は、記念日をより特別な一日に演出できるように商品化した業界初のサービ ス。記念日電報の新聞には、指定した日に発行された新聞の一面と最終面(テレビ欄等)がA3判の用紙に印刷されている。
 この電報を受け取った人が、記念日当日の出来事やテレビ番組等に触れ当時のエピソードや記憶に思いをはせることができるように演出する。
指定可能な日付は1872年2月21日~で、記念日の新聞に350文字のメッセージを添えられる。
 佐川ヒューモニーでは、結婚記念日の新聞にお祝いメッセージを添える、社員の定年退職祝いや永年勤続祝いとして入社当日の新聞に社長からのメッセージを添えるといった活用例を挙げている。
2003年以降、民間も電報サービスを提供できるようになった。 
佐川ヒューモニーは、インターネットによる発注工程の簡素化し、電報料金をNTT電報の半額以下に抑え、年間約130万通、累計約1000万通を扱う民間最大手の電報専門事業者となった。
 他社にはない独自のデザインや素材の台紙にこだわって、約100種類の豊富な台紙から選ぶことができるのも強み。
 総務省の資料によると、民間電報サービスが大部分を占める「特定信書便3号役務」には規制緩和後、291事業者が参入し、年間引受数535万通、売上高85・9億円に上る。この10年で事業者数は約1・8倍、市場は約3・8倍の成長を遂げている。

【写真】新聞のコピーをメッセージに添える電報