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トピックスitiran

様々な立場の社員が12回横乗り 新人ドライバー研修(2021/10/25)


ランナープロデュース


指導する側にもチェック


大型車メインで事業展開を行うランナープロデュース㈱(江原尚志社長、大阪府岸和田市)では、入社してくる新人社員のために徹底した横乗り指導を行なっている。
 新人ドライバーは、運行管理課を中心に、営業課の社員や、現在ドライバーとして働いている社員など、様々な立場の社員から交代で指導を受ける。最低12回は横乗りでの研修を行い、不安があるようなら指導回数を増やす。
 新人ドライバーの研修を行なった社員全員が話し合い、合格の判定を下すと、新人の実技研修は終了となる。
次に、座学での講習を受け、講習を終えたドライバーは、最後に社長との面接を行う。
新人ドライバーは社長と話を終えて、初めて正式に採用となる。
 さらに、新人ドライバーが独り立ちした3ヶ月後には、フォローアップ研修を行っているが、江原社長は、「研修終了後も、間をおいてきちんとできているか検証してやらなければ、新人は教えたことを忘れてしまう。研修後しばらく経って慣れてきた頃が一番事故を起こしやすい」と語る。
 また、同社では、新人の研修とともに、新人に教える立場である社員の教育技術の向上も図っている。横乗り研修を受けたドライバーに、指導者の評価を行ってもらう。
逆チェックさせ、指導態度の確認を行うものだが、研修を受けたドライバーに上司の指導内容を評価させることで、指導側にプレッシャーをかけ、教えられる側の不満を引き出す環境を用意する。
 江原社長は、「会社の意義は人を育てるところにあると考える。社員全員が一丸となって前に進めるよう、社内で意見を循環させる仕組みを作っていくことが重要。社員全てが役職以前に人として対等であるということを理念としている。誰が抜けても誰もが代わりに仕事を受け持つことのできる環境を整えていきたい」と話している。

【写真】横乗り研修の様子