「動く整備工場」導入（2021/11/07）

ＳＥＨＩＲＯ


二級整備士が乗務し、トラックの整備点検


　㈱ＳＥＨＩＲＯ（有元浩世史社長、大阪府門真市）は、今年５月に自社のトラックの整備を行うサービスカーを導入した。路上故障を発生させないために導入され、各営業所に配置しているトラックを定期的に巡回し、整備点検を行っている。
　サービスカーには、タイヤチェンジャー、コンプレッサー、発電機などを備え、タイヤ交換やオイル交換などの整備が実施できる。サービスカーには同社の村田太一二級整備士が乗務し、車両の不具合の連絡を受けると、即座に駆け付ける。
サービスカーは元々同社が保有していた４トンウィング車を改造したもので、特注で作った。
　整備の対象車はトラックだけでなく、従業員の通勤用の乗用車も対象にしており、業務に穴をあけない万全の体制を敷く。
　サービスカー導入について有元社長は、「外注の整備工場にトラックを預ける場合、『土曜日に持って行って』『日曜日に取りに行って』といったこともあり、貴重なドライバーの休みを奪うこともある。整備工場という考えもあったが、『動く整備工場』ともいえるサービスカーの方が機敏に対応できると判断した。ドライバーはキャブアップしない、オイル交換しない。安全運行に専念してもらう」と強調する。


【写真】オイルタンク、発電機、タイヤチェンジャーを装備