ハイヤーの「小さな引越」好評！ ３時間２万２０００円（2022/04/24）

ハイヤーの新たな用途を提案


　東京を拠点とするハイヤー・リムジン会社の㈱アウテック（東京都）は２月16日より、少ない荷物の引越に貸切ハイヤーを利用した「小規模お引越しプラン」（東京都内発着）を始めた。
　一人暮らしを始める学生や社会人で、段ボールやスーツケース、テレビなど引越業者に依頼するほどの荷物の量ではなく移動距離も短い引越で、一人での作業は大変というケースを想定している。
　扱う荷物は、布団や折りたたみ家具、電子レンジやプリンターなど大人一人で持ち運べる家電はＯＫだが、冷蔵庫や洗濯機のような大型家電やデスクなど折りたためない家具は対象外。
　車両は、運転手を除いて６人まで乗車できるミニバン（アルファードなど）と、９人まで乗車できるバン（ハイエースなど）の２種類を用意している。
学生の引越に親が付きそうことも可能。料金はいずれの車両も３時間で２万２０００円（税込み）。移動中の高速料金や駐車場代も含む。
自宅や引越先付近の駐車場を利用できる場合は、運転手が荷物の積み下ろしの手伝いもする。貸切ハイヤーなので、利用時間内であれば自宅と引越先を往復でき、一度に運べない量の荷物でも大丈夫だ。30分あたり３５００円の追加料金を払えば延長もできる。
エリアは、乗車地点と降車地点のどちらかが東京23区、三鷹市、武蔵野市のいずれかの利用に限定している。前日までの事前予約制。評判は上々で、引越シーズン前の２月から、学生や家族などからの問い合わせがきていたという。
　アウテックの広報担当者は、「以前から小規模引越の依頼があったため、お客様のお役に立てればと思って導入した。今後も、ビジネスや観光目的以外で、お客様のお役にたてるプランを提案していく」と話している。

　【写真】近くに駐車場があれば、運転手が荷物の積み下ろしを手伝う