会社でサウナが実現 ドライバーの疲労回復に（2023/01/29）

ナノミストサウナ


　㈱アイン（大阪市）は、微細な水の粒子（ナノミスト）を使ったナノミストサウナを開発し、販売している。
　ナノミストは一般的なミストサウナで使われるスプラッシュミストとは粒子の大きさが違う。スプラッシュミストは１００ミクロン以下の粒子だが、ナノミストは３００～５００ナノの粒子。ナノは１ミクロンの２分の１～３分の１の大きさで、これが最大の特徴となる。
　粒子が小さいということは、水の消費量が少なくて済むということ。一般的なミストサウナでは、１時間に水を30ℓほど使用するが、ナノミストサウナでは１時間に１ℓの使用量で済む。
また、同社のナノミストサウナの特徴として、排水工事や水道工事が要らない。水タンクさえあれば使用できる。
　サウナの入浴時間は１人10～15分くらい。１人あたり３００～５００ｃｃの水量で済む。38～42度の温度を保ち、ドライサウナのような息苦しさがない。
サウナは10分程度で組み立てができ、移動も容易にできる。電源が１００ボルト対応なので家庭用コンセントでも使用できる。
　アインの企画部室長の田中敏夫さんは、「ナノミストサウナは、会社に帰ってきた運転手の疲労回復に大きく効果を上げている。仮眠を取る前に入ったらリラックスでき、安眠できる。代謝もよくなり、健康管理のツールとして、福利厚生として活用していただければ」と話している。（１月１６日号）

　【写真】サウナと開発者の田中氏