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4トン平アコーディオン車  シート掛けが半分の時間に(2023/05/21)


たちばな運輸導入


 たちばな運輸㈱(吉田知史社長、京都市)では、昨年11月に4トン平アコーディオン車を導入した。
アコーディオン車は、左右のレールの上で滑車のついた幌骨を可動させることで、荷台を幌で覆うことができ、シート掛けの作業を効率化できる。
 平ボディー車のネックとなるのがシート掛けである。天井クレーンからの積み下ろしに対応できるが、シート掛けが必要になるケースは多い。シート自体、重量があり、シートを掛け、また、荷降ろし後にシートをたたむ作業は運転手にとって負担となる。
 同社では平ボディー車で背の高い精密機械を運搬するとき、シート掛けするのに1時間ほどかかり、また、乗務員が荷台から転落する危険性もあったことから、アコーディオン車を初めて投入した。
 荷締め作業も含め、アコーディオン幌による手動のシート掛け作業は30分に短縮された。転落の危険もなくなった。
 現在、フリーで使用しているアコーディオン車の内高は2875ミリ取れ、背の高い精密機械も扱える。最大積載量は、2トン400キロを確保する。
吉田社長は、「従業員からは、『シート掛けをしなくて済むようになって、作業が楽になった』と声が聞かれるようになった。2024年に実施される残業時間の上限規制をクリアする事につながっていく。今年秋には大型のアコーディオン車も導入したい」と話している。(5月15日号)

【写真】ホロを稼働させた状態