本文へスキップ

電話でのお問い合わせは072-882-6258

〒571-0079 大阪府門真市野里町31-15

トピックスitiran

パンフに社員を見開きで紹介 岩瀬運輸機工 年10人新卒採用計画(2023/07/09)


パンフ、HPに「面白そう」な工夫


 大型特殊精密機器を専門に輸送する㈱岩瀬運輸機工(遠藤育完社長、東京都)では現在100名の社員が在籍しているが、年に10人ずつ新卒採用する計画を打ち出している。
同社の重量物の輸送では、大きな案件になると、3チーム20人態勢で輸送から搬入、設置までを行う。緻密に計算された計画を基に、重機を扱う繊細さや熟練の職人技、何よりもチームワークが欠かせない。
 同社の採用チームリーダーの海老原守氏は、「求める人材像は、元気で几帳面な子。雑な子はダメ。チームワークの大切さを理解している子が即戦力です」と話す。
同社の新卒採用者向け企業パンフレットは、大学生向けと高校生向けに分けている。それぞれの対象に合わせ、分かりやすくアプローチする内容。表紙には『運ぶのは、ヤバいもの』という挑発的なキャッチコピーが踊る。
中身は、社員一人一人をピックアップする。見開きで、社員の大きな写真とともに、取り組んでみたい仕事、求職者へのメッセージ、印象的なエピソードと、新卒者が知りたい内容が記されている。
 ホームページにも工夫を凝らす。リクルート専用サイトには『顧客からの依頼はいつだって答えがあるものばかりではない。難問を目の前にして楽しんで解いてやろう。そんな好奇心の塊と斜め上のヤバい発想を持った原石を私たちIWASEは探しています』とある。
全体からは攻めの姿勢を感じる内容で、若者に『この会社なんだか面白そう』と思わせる仕掛けが随所に施されている。
 海老原氏は、マイナビ転職などの大手合同就職説明会で出展したものの、自社の知名度が低いばかりに惨敗した経験がある。
「求職者が本質的にどんな情報を欲し、何を求めているか、一番何を知りたいのか、そこにフォーカス絞り込んでいきたい。うちはこんな会社です、こんな業務内容です、これまでの実績は・・・じゃなくて、例えば借り上げ社宅ありますよとか給料はこれです、みんなで力を合わせてわきあいあいとやってますとか。アプローチを根本から変える必要があるのかも知れない。試行錯誤しながらとにかく模索し続け、常に見直しを図っていきたい」と話す。(7月3日号)

【写真】岩瀬運輸機工パンフレット写真