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電動キックボードと衝突し死亡  バスやトラック注意必要(2024/03/17)


 



 昨年12月1日、長野県軽井沢町の国道で、埼玉県に営業所を置く高速乗合バスが乗客を乗せ運行中、赤信号の交差点を進入してきた電動キックボードと衝突し、電動キックボードの運転者が死亡した。昨年7月1日から施行された改正道路交通法により、電動キックボードが免許無しでも乗ることが可能となったが、マナーの悪い利用者の存在を危険視する声も見られる。

 電動キックボードは、日本では以前は原付と同じように扱われ、運転免許が必要とされていたが、昨年7月1日の道路交通法改正により、「最高時速20㎞以下」「長さ190㎝、幅60㎝以下」「最高速度表示灯」などの基準を満たせば、16歳以上であれば運転免許がなくても運転できるようになった。
電動キックボードの普及台数については公表されていないが、電動キックボードのシェアサービス「Luup」によると、今年1月末現在でポート(設置場所)数は全国に5900か所以上あり、電動キックボードと電動自転車を合わせた数は1万台以上とのこと。規制の緩和によって利用者が増加していると考えられる。

 電動キックボードの普及が進む一方で、危険視する声も上がっている。
警察庁によると、昨年7月から12月までで発生した電動キックボードに絡む事故件数は85件、そのうち単独事故が34件、四輪と絡んだ事故が24件、歩行者と絡んだ事故が17件、自転車と絡んだ事故が9件、二輪車と絡んだ事故が1件で、負傷者の数は86人にのぼる。
 また、昨年7月から12月までの検挙件数は7130件にも上り、そのうち48%の3440件が通告区分の違反、38%2685件が信号無視によるものだ。

 背景として、電動キックボードが車両であるという認識が利用者に不足していることや、自転車感覚で乗る人が多いこと、また、免許が必要ないため利用者が交通ルールやマナーを把握していないことなどが考えられている。バスやトラックなど死角の多い大型車両は特に注意が必要だ。(3月18日号)