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お隣オフィス   離れた拠点間でお互いを等身大で確認(2024/04/10)


遠隔点呼での活用も


 ギンガシステム㈱(大阪市)は「お隣オフィス」を展開している。これは、本社と支店、事務所と工場といった離れたオフィス・拠点間を大きなモニターやテレビで常時接続し、お互いの姿を等身大で確認し、双方向でいつでも会話できる“空間共有システム”。
 一緒に働いているような感覚でいつでも拠点スタッフとコミュニケーションが取れ、遠隔地との連携が強化できる職場環境づくりが可能。モニターなどを設置し、専用端末にマイクスピーカー、カメラ、インターネット回線を配線し、お隣オフィスを開始する。
同システムを導入し、遠隔点呼を実施している琴参タクシー㈱(香川県)では、「以前は、急きょ管理者の調子が悪くなった場合、本社の丸亀から坂出営業所に急行して点呼しないといけなかった。運行管理者は体調や酒気帯びをチェックして、顔の表情も見る。これはズームでは映像が止まったりと、不安定なところがあったが、同システムだと安定している」と話す。
 また、㈲八千代タクシー(千葉県)は、「ドライバー不足の問題にも対処している。ディズニーランドに近い浦安営業所では、インバウンド客の増加に迅速に対応する必要があり、このシステムの導入が業務の効率化とサービスの向上を可能にしている」と話す。
同社の阪口欧一氏は、「お隣オフィスは運送業界においても、大型モニターを通じ各拠点を常時接続し、遠隔点呼を実施できる。本部にいる運行管理者がドライバーの安全と健康を守り、効率的に業務を遂行できる環境を提供できます」と話す。【4月1日号】