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流通加工 スポットウェルカム! 中野運送(2025/09/10)


運送、倉庫に続き第3の柱に

 中野運送㈱(中野 克彦社長、大阪市)は創業から70年 の歴史のある会社だが、10年前から流通加工業に取り組んでいる。加工品は多岐にわたり、その都度違うが、様々な顧客から引き合いがあり、事業を伸ばしている。
同社は小ロットから注文を受けている。指示書からこの商品をここに入れて、手紙を入れて、ふたして、包装、袋詰め。商品にバーコードのシール貼りなど細かいニーズに応える。
 例えばお中元用のギフトセットでは、お客さんから指示でビール24本の箱を空け、6本に入れ直して、袋詰め、箱詰めを行う。納期は3日間~1週間といった短納期が多い。小ロット、短納期が同社の流通加工の最大の強みだ。
 もともと大手荷主からの仕事の依頼で流通加工を行っていたが、そこからノウハウを蓄積してスポットの仕事を中心に仕事を取りにいっている。
 品質管理もしっかりしている。依頼が多いときは派遣を使うが、システマティックに行う。ミスがおこらないように一人にいろんな作業を集中させない。工程を少なくしミスをなくすようにしている。
 そういう状況であればミスがあっても発見しやすい。箱詰めで商品が1個余っても探しやすい。  
 新しい人は積み替えの仕事や段ボール制作の仕事。慣れてきたレギュラーの人はコアな仕事を担当するなど、レベルに合わせる。
 同社は正社員が80人いるが、物流加工では、専業の人はいない。業務は倉庫、運送、事務と分かれているが、社員は加工業と兼務しており、倉庫の空きスペースを有効に活用して作業を行う。設備投資も最小限にとどめ、機械なしで箱おりは手折りで行う。
 物流運営・営業部の青木哲一郎部長は、「流通加工は急な話でも相談に乗って考えます。スポット仕事はウェルカムです。まだまだニーズはあり、伸びしろがあると考えています。運送と保管がメインですが、第3の柱として期待できる仕事です」と話している。

【写真】豊富な作業実績がある