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トピックスitiran

後を絶たないパイロットの飲酒 タイトな勤務スケジュール、自動操縦が原因(2019/12/01)

 旅客機のパイロットの飲酒が問題になっている。なぜこんなことが起こるのか?多くの命を預かるパイロットなら乗務前に飲酒をして良いわけがないことくらいは当然自覚していると思うが、今年に入っても、パイロットの飲酒に起因する不適切な事案が連続して発生している。
エアアジア・ジャパンで3月6日、航空機に乗務予定の副操縦士が、アルコール検査でアルコールが検知された。副操縦士は、乗務前日に朝から断続的に飲酒し、会社が出発予定時刻12時間以内の飲酒禁止を指示していたにもかかわらず、これを超過して飲酒を行っていた。
エアージャパンでも、3月15日、航空機に乗務予定の副操縦士が、乗務前日及び乗務当日に飲酒し、乗務前のアルコール検査で国の基準を大きく超過するアルコールが検知された。副操縦士は、会社の聴取で虚偽の説明をし、飲酒の事実を隠蔽しようとした。
航空機の専門家によると、一般的に過酷な勤務体系でストレスが増しオートパイロット(自動操縦)が気を緩ませると考えられている。
以前は、欧州便やアメリカ便なら現地到着から2泊できた。現在はスケジュールがタイトになっている。例えば10時間以上に及ぶ米国西海岸に朝10時に着陸したら翌朝10時には日本に帰る便に搭乗することになり、実質3~4時間の仮眠をとるのが精一杯だ。
国内線でも1日5回のフライト着陸から次のフライトまで25分というスケジュールもある。この過激な勤務実態からのストレスや不眠解消のため飲酒に向かうという。確かに離陸さえすれば、オートパイロットで目的地まで飛ぶのでラクそうだが、レールも道路もない空、まして変な国の領空に入ろうものなら戦闘機が撃墜すべくスクランブルでやって来る。
オートパイロットはGPSやセンサーやエンジンなどが正常に機能していることが前提なので、パイロットはすべての計器などのチェックで気の抜く暇はない。
もちろん、アルコールチェックは義務化されており国交省は飲酒後8時間以内の飛行勤務を禁じている。トラックもストレスのたまらない余裕のある運行が求められる。