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有償運送許可のための研修 全国各地で開催 JAF(2020/11/08)
白ナンバー1台でも運賃収受可能
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、8月の東京会場を皮切りに、自動車関連事業者に対して「事故車等の排除業務に係る有償運送許可のための研修」を全国各地で開催している。
「有償運送許可」とは、トラブルなどで走行できなくなった車両を有償で運送するために必要な許可のことで、
許可を得るためには、国土交通省が指定した団体が実施する研修の受講が必須となる。
許可を受けると、道路上の事故車および故障車を、最寄りの自動車販売店や整備工場、車両置場まで運送できるようになり、自動車整備や修理を実施する企業は業務の幅が広がることになる。
「有償運送許可」は自家用車1台から取得可能で、一般貨物自動車運送事業の許可は取得する必要はない。
つまり、白ナンバーのトラックでも運賃を収受できるということになる。
JAFは、国土交通省に指定された団体のひとつで、これまで社内で同研修を実施していたが、2019年度からその研修を他企業にも展開する運びとなった。初年度は東京で開催したが、九州地方からの参加もあったことから全国的な需要があると判断し、今年度より北海道から九州まで全国10会場での開催を決定した。
カリキュラムは、「排除業務の趣旨(座学講座)」「安全対策(実技講習)」「車両の取り扱い(実技講習)」「各種関係法令(座学講習)」「理解度確認(学科テスト)」。
募集定員は各20名。費用は、JAF会員が12000円、一般が15000円。
【写真】講習の様子