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食品卸会社が営業ナンバー取得(2021/04/11)

自社便に他社商品を混載し、過疎の物流助ける

食品卸の㈱吉寅商店(島根県浜田市)は一般貨物自動車運送事業の許可を取得し、昨年6月から運送業を行っている。食品卸しに使う自社トラックの空きスペースに食品関連事業者の食品などの荷物を混載し、島根県西部~山口県東部で稼働させている。
 トラックは軽バンから3トン車まで本社と出雲営業所で計14台を使用。島根県西部の山間部には協力関係にある配送業者と協力して運んでいる。同社が運送業を開始した背景には、過疎化や県外大手資本の小売業者の進出により自社の物流効率が低下してきたことがある。
他の食品関連事業者も同様の悩みを抱え、特に島根県西部では特に深刻で物流網がぜい弱だという。
同社の経営企画部長の黒川氏は、「過疎地では食品の輸送コストが都市部と比べて非常に高い。数千円の商品を千円以上かけて宅配便で運ぶ地元食品メーカーもある。また、過疎地にある小売店では、メーカーや他の食品卸しからの配送を打ち切られたり、多額の配送料の負担を求められたりすることで、必要な品ぞろえができなくなることも多い」と説明する。
冷蔵・冷凍対応のトラックと倉庫を持つ同社は、地元食品メーカーと自社が抱える課題を解消するために運送許可を取得した。
黒川氏は、「魅力的な商品を生産する地元メーカーを地元メーカーや過疎地のインフラとして機能している小売店を支援したい」と話している。

【写真】自社便に他社商品を混載する