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配膳もロボットの時代に!(2022/01/02)


すかいらーくHD

配膳ロボット 4月までに1000店に導入

 すかいらーくホールディングスは、2022年4月までに「ガスト」や「しゃぶ葉」を中心に約1000店で配膳ロボットを導入すると発表した。
 新型コロナの影響による非接触サービスへのニーズに応え、顧客の満足度向上を目指すとともに、ピーク時のスタッフの負担を軽減し、将来的な人手不足にも対応していく。配膳ロボットは高さ1・3メートル。配置数は一店舗につき基本一台。
配膳ロボットに料理をのせて座席を指定すると約4人分の料理を自動で運ぶ。画面に表情が映し出され、「お待たせしました」「ご注文の料理をお持ちいたしました」などと話す。耳をなでると「くすぐったいにゃん」と喜び、コミュニケーションも楽しめる。食後はロボットに皿を乗せると回収する。
 一度に多くの皿を運べる仕様にし、サービスの効率化を実現。店内スタッフはおもてなしに集中でき、サービス品質向上にもつながる。
 すかいらーくHD によると、8月から9月にかけて「ガスト」「しゃぶ葉」7店舗で試験運用を実施。ロボットが料理提供を担うことで、スタッフによるサービスが充実し、案内や料理提供のスピードが上がった。
 ピーク時の歩行が半減するとともに、8割の顧客がサービス効率化を評価したという。
同社の広報担当者は、「人員削減はせず、現在のスタッフにロボットをプラスする。スタッフは、きめ細かいサービスの提供や、快適な空間づくりの清掃に力を入れる。ロボットが得意とする作業はロボットに、人にしかできないホスピタリティあふれるサービスは人が行うことで、顧客の利便性や満足度を高めていく」としている。
2022年末までに「しゃぶ葉」「ガスト」ほぼ全店を含む約2000店舗で導入する予定だ。
 他の外食大手でも、非接触での接客や効率化を目的にロボットの導入が進んでいる。物語コーポレーションが運営する焼き肉チェーン「焼肉きんぐ」や、ワタミが運営する「焼肉の和民」などでも配膳ロボットを順次導入している。

【写真】一度に約4人分の皿を運び、サービスの効率化を実現