本文へスキップ

電話でのお問い合わせは072-882-6258

〒571-0079 大阪府門真市野里町31-15

トピックスitiran

二輪対応が2・5倍に  レッカー車でバイクをけん引(2022/03/06)


JAFがアタッチメントを開発


 JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、レッカー車でバイクをけん引できるアタッチメント(付属装置)を国内で初めて開発し、1月5日より順次全国で運用を開始している。
 JAFが開発した「二輪アタッチメント」は、通常は四輪車のみけん引可能なレッカー装置に装着し、今までけん引ができなかったバイクを安全に運ぶためのもの。構造的な安全性が担保された装置の開発は日本で初めて。
このアタッチメントを使用することで、JAFの主力サービスカーであるレッカー車でバイクも運べるようになるため、利用者のもとへより迅速に到着できる。原付から大型(1300cc程度)まで対応可能だ。
2020年度のJAFロードサービス出動件数は、四輪車が204万6885件で、二輪車が7万600件だった。
 現行のレッカー車では倒れやすいバイクをけん引できないため、バイクを運ぶためには積載車(キャリアカー)などで現場に行く必要があった。
これまで、バイクを運ぶことができる積載車や多目的車はJAFには209台しかなく、対応可能なサービスカーを手配して現場へ到着するまでに時間を要することがあった。
今回開発した二輪アタッチメントを装着することで、バイクをけん引できるサービスカーが、これまでの約2・5倍に増加した。
 この二輪アタッチメントはJAFのサービスカーのみが搭載しているオリジナルの装置(実用新案登録済)で、販売する予定はないという。
JAFの広報担当者は、「今まではバイクを運べる車両が限られており、ライダーのトラブル発生時、現場到着までに時間がかかっていた。そこで、より早く安心を届けるため、レッカー車でもバイクを運べるアタッチメントの開発に至った」と話している。


【写真】レッカー車にアタッチメントを装着することで、バイクも安全にけん引できる