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「シェア便」でトレーラー導入  積載は32パレットから44パレットに(2022/03/20)


アイエヌライン


 グループ全体で車両468台を保有して事業展開する㈱アイエヌライン(奈賀幾次郎社長、本社=福岡県吉富町)は、混載輸送事業(シェア便)を4年前から展開しているが、昨年12月から大型車で行っていた幹線輸送のトレーラー化に踏み切った。
 荷物を混載したトレーラーは福岡北九州―三田スイッチングセンター(兵庫県三田市)間を往復している。トレーラー化によって積載効率は増している。
 大型車(荷台長9・6m)では2段積みで32パレット積載していたのが、トレーラー(荷台長13m)の2段積みで44パレットと10パレット増えた。積載は2割増しになった。
北九州で4トン車で集荷した荷物は福岡北九州でトレーラーに積み替えられ、夜8時に出発。三田まで運行し、三田で荷物を4トン車に積み替え、近畿圏に配達。三田でも4トン車で集められた荷物がトレーラーに積まれ、夜6時に九州へ向けて運行される。
 小ロット、中ロット荷物を路線便化したものだが、混載便用トレーラーは2台導入した。
 荷物は、前日にオーダーのあった荷物を集荷。ドライ食品、機械、什器など荷物は様々で、配達時の時間指定はない。
田村務副社長は、「燃料高騰が続き、厳しい状況が続くが、あえてトレーラーを増車した。トレーラー化で実車率、積載効率を上げられ、売上も上がっている。今後も燃料高騰、コロナにめげることなく攻めていきたい」と意気込んでいる。


【写真 左】新たに導入したトレーラー
【写真 右】荷物の積み替えの様子