インスタで大卒新入社員採用 カワキタエクスプレス（2022/03/27）

納車式動画は16万回再生


　㈱カワキタエクスプレス（川北辰実社長、三重県亀山市）には、去年度と今年度連続で新卒の大卒のドライバーが入社した。
　川北社長が面接時にどこで同社を知ったのかと訪ねると、学生達からはインスタグラム・ＹｏｕＴｕｂｅを見たとの回答が返ってきたという。
　同社が本格的にＹｏｕＴｕｂｅの更新を行い始めたのは２年前の春頃。感染症の報道ばかりのテレビに嫌気が差した川北社長は、ＹｏｕＴｕｂｅで動画を見るようになり、投稿されている動画を見ているうちに、自社の広報としてＹｏｕＴｕｂｅ動画を投稿する案が浮かんだ。
　カワキタエクスプレスのＹｏｕＴｕｂｅ動画は、知り合いのセミプロカメラマンが撮影。さらに、動画のサムネイル（見本用画像）や編集は、インターネット上で動画編集のプロを探し、任せた。動画編集は動画制作会社に頼むと数十万円ほどかかるが、１万円程度にまでコストを抑えることができたという。
　川北社長は、「サムネイルとタイトルは動画にとって非常に重要。　同じ納車式の動画をサムネイルだけ変えて３つ投稿してみたが、自前で用意した動画が２～３００の再生回数だったのに対し、プロにサムネイル制作と編集を依頼した動画は８ヶ月で16万回再生された」とその効果を語る。
　ＹｏｕＴｕｂｅサービスの開始後すぐに取り入れたインスタグラムでは、自社トラックのメンテナンスの様子や、賞与明細、女性ドライバーを含めた社員の様子が投稿され、若年者からのやはり反響はいいという。
　川北社長は、「インスタグラムを見て我が社のことを知ってくれたように、求人にＳＮＳは欠かせない時代になっている。ＳＮＳの更新は、就活生のみではなく、中途の求職者や荷主へのアピールにもなる」とＳＮＳの効果を実感している。

【写真】カワキタチャンネルのYouTube動画より