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ウクライナ避難民受け入れへ セイノーHD(2022/04/11)
社宅290戸を提供
荷物の仕分けなどの仕事も提供
ロシアは2月24日、ウクライナに対し軍事侵攻に踏み切り、ロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いている。多くの一般市民が犠牲となり、また、ウクライナから多くの避難民が国外に逃れている。
セイノーホールディングスは3月4日、ロシアによる侵攻で国外に避難しているウクライナ人の受け入れを表明した。日本政府が入国を認めた避難民を対象に、住宅と仕事を提供する。同日の取締役会で決めた。
住居は社宅の活用を想定しており、グループの西濃運輸が持つ社宅のうち、全国20カ所以上の社宅の空いている290戸程度を活用する。
西濃運輸名古屋東支店(愛知県日進市)でも、社宅の空き部屋を提供する予定であるが、社宅は、20畳のワンルームと3LDK(20畳のダイニングキッチンと8畳の部屋が3つ)の2種類。ワンルームは単身もしくは2人用、3LDKは4人家族用だ。西濃運輸には、こうした社宅が全国に約290室あり、避難民の方に事情を聞きながら、各地で受け入れを進めていくという。
また、同社では、避難民の方から希望があれば、物流倉庫での荷物の仕分け業務などの仕事も紹介する方針。荷物の仕分け作業については、荷物の届け先は伝票に書かれたアルファベットや数字で区別しており、基本的に荷物番号と配送先番号を照合する作業になるため、日本語が読み書きできないウクライナ人でも可能な仕事であるという。
また、同社には日本語が話せない外国籍の従業員もおり、すぐに働ける状況だという。
セイノーは政府と協議しながら、隣国のポーランドなどに避難しているウクライナ人の日本への渡航方法などを検討している。
【写真】希望者には物流センター構内での仕分け作業の仕事が提供される