三田にスイッチセンターを開設～㈱アイエヌライン～（2018/05/08）

　車両２５０台を保有し、長距離輸送を展開する㈱アイエヌライン㈱アイエヌライン（本社：福岡県築上郡、奈賀幾次郎社長）は兵庫県三田市にＳＣ（スイッチングセンター）を２月に開設し、九州～関西間の中継輸送と、混載便の集荷の拠点として稼働している。
　三田ＳＣを開設したのはコンプライアンス遵守の課題に対応するため。昨今のコンプライアンスにおいては、九州～大阪間の運送で休憩無しで運行することは、ドライバーの拘束時間が長くなり、また、長距離ドライバーは休息時間をトラック内の仮眠設備で取ることが多く、良い休息が取れていなかった。
　三田ＳＣは、ドライバーを休息させるための施設を充実。仮眠室は全て個室で６部屋あり、仮眠室の他にコインランドリーと風呂場も設けた。
三田ＳＣは、路線便のドライバーが休息中の時間に混載便のドライバーが休息時間から明けるように発着時間を調整し、隙間時間の少ない効率的な運行を実現している。
三田ＳＣで配車担当をしている長尾光晴氏は、「路線便と混載便の組み合わせで輸送効率を向上させ、休息設備の充実でドライバーの休息の質を向上させている。三田ＳＣは一石が三鳥にも四鳥にもなる大きな効果を上げている」と話していた。
三田ＳＣでは、現在、九州行きの荷物を集めている。問い合わせは大阪営業所☎０６―６６１３―１３５５番まで。