ドラ基地が８冠受賞を達成 　ＭＩＴ起業家コンテスト（2024/02/11）

　昨年12月2日、東京デザインセンター・ガレリアホールで「第23回ベンチャーメンタリングプログラム」の最終発表会が開催された。
「ベンチャーメンタリングプログラム」とは、ＭＩＴ（⽶国マサチューセッツ⼯科⼤学）の卒業⽣と有志らが集まり、起業家の育成を行うもの。その日本組織（⽇本ＭＩＴ ベンチャーフォーラム）は、過去22年間、毎年⽋かさずビジネスプランコンテストを開催してきた。
　今回、書類審査とプレゼン審査を通過したベンチャー企業５社の中に、運送会社同士による中継輸送拠点のシェアリングサービス「ドラ基地」を開発・運営する㈱スペース（村井美映社長、愛知県蒲郡市）が入選。最終発表会に進んだ。
　このプログラムでは、「事業の前提となるコア技術やビジネスモデルが革新的かつ成立可能性が高いこと」「起業家がビジネスモデルを実行し、事業化すること」などが評価されるが、審査の結果、スペースの「ドラ基地」は「正会員特別賞」「長島賞」など合計８つの賞を受賞した。
　村井社長は「当社では、今後も他社同士でもできる物流マッチングプラットフォーム『ドラ基地』の構築を進め、皆様のご支持を得られるよう、サービスをブラッシュアップしてまいります」と抱負を述べた。（２月５日号）