被災地復興に車両３台無期限で貸し出し（2024/03/27）

片岡オート　11社の協力受け


　㈱片岡オート（兵庫県三木市）は自動車関連の11社と協力し、２月５日、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市に、２トントラックを始め車両３台の無償貸し出しを行った。　
　これらの車両は被災地の復興支援に活用され、需要がなくなるまで無期限で貸し出されている。
　貸し出したのは２㌧トラック、４㌧ダンプ、２㌧ルートバンの計３台。いずれも販売用として同社が管理していた在庫品。11社が様々なパーツ装備に協力した。
　車両には支援企業による支援物資が積み込まれ、車両と共に被災地へ届けられた。２㌧箱車は、デコトラグループ「全国北誠会」の管理の下、被災地への物資の輸送に活用。　
４トンダンプは輪島市議会の下善裕議員の管理の下、復興で生じるがれきや廃材の運搬、物資の輸送に活用。２㌧ルートバンは、ＮＰＯ法人「市民キャビネット災害支援部会」の管理の下、物資の運搬に活用されている。
　車両は暗い道でも安全に走行できるように車体側面にマーカーランプが備え付けられ、冬用のスタッドレスタイヤと夏用タイヤの両方が準備されている。
　片岡オートの片岡憲彦取締役は、「私自身29年前の阪神大震災を経験しており、被災地に何かできればと思って今回の支援を考えた。今、能登の産品を購入したり、訪れたり、皆さんにもできる支援があるということをＳＮＳで発信している」と話している。
　今回の協力企業は、ヤマダボディワークス、ＤＯＴ‐Ｘ、トラックコム、明光社、ヨロズ物流、イチネンケミカルズ、横山オート、福田商会、雅商店、アイテックス、五徳トレーディグ（３月１８日号）
【写真】支援に協力したメンバー