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ホームステージング事業を展開   タマックス(2024/09/11)


室内を演出し、不動産販売を支援


 運送業・倉庫業を展開する㈱タマックス(玉野成洋社長、大阪府吹田市)では、「ホームステージング事業」を展開している。
これは、売り出し中の家やマンションの室内を家具や照明・小物や植物などを配置し、モデルルームのように演出するもの。見学に来た人に良い印象を与え売却をスムーズにする。アメリカで生まれ、10年前に日本に入ってきた。
タマックスでは、6年前にホームステージング事業を開始した。不動産会社からマンションを中心とした中古物件の図面をもらって行っている。見学に来た人が住んだ時のイメージが持てるように1つ、1つの部屋ごとに広さ、間取り、壁紙やフローリングの色目に合った、テーブルや椅子などの家具を設置。食器、植物などの小物類をテーブルにおいてコーディネートする。
 配置する家具は自社倉庫にある家具を運び込む。倉庫にはホームステージング用に家具が約300種類ある。
  住宅の購入が決まると、家具を撤収しに行くが、だいたい家具を搬入して3か月以内に80%は売れているといい、やはり、ホームステージング後の売れ行きは違うという。
 年間2~300件、これまで延べ2000件のホームステージングをこなしてきた。この事業は摂津(せっつ)営業所で行っているが、同営業所では元々家具家電の配達が中心であった。現在はホームステージング事業が売り上げの50%以上を占める。
 ホームステージング事業は、すべてゼロから始めた。1から本を読んだり、ネットを参考に独学で勉強。日本ホームステージング協会が認定する資格を事業に携わっている4人全員が取得している。 
 ホームステージング事業部の田中清志部長は、「ホームステージング事業は売れにくい物件を演出する仕事だが、着実に浸透していっている。ホームステージングを行うところはあるが、運搬は任せているところが多く、弊社のように運搬まで行うところは少ない。さらにこの事業を拡大していきたい」と意気込んでいる。(9月2日号)

【写真】タマックスが手掛けたホームステージングの事例