太陽光発電搭載のトレーラーハウス（2024/11/24）

ＡＳＯＢＯＸ

市街化調整区域にも設置可能

　㈱グリーンエナジー＆カンパニー（東京都）は、トレーラーハウスＡＳＯＢＯＸ（アソボックス）を開発し、販売を開始した。
ＡＳＯＢＯＸは奥行き３・４ｍ×長さ11ｍ×高さが４・３ｍ。ロフト付きの吹き抜けタイプの場合、天井高は３ｍというかなりの大空間を確保できる。広さとしては１ＬＤＫくらいのイメージだ。
　太陽光発電システムを標準搭載し、ロケーションの良い場所で光熱費を削減しながら、売電収入を得ることができる。搭載する太陽光パネルは、グループ会社「グリーンエナジー・プラス」で展開しているので廉価で仕入れ出来るのも強みだ。
住居として使わない日には、一棟貸しで副収入を得る経済メリットの獲得が可能。蓄電池や循環水システム・環境に配慮したトイレを搭載すれば、オフグリッド（自給自足している状態）生活も可能になる。災害時には避難所として活用できる。
　市街化調整区域にも設置可能で、店舗や宿泊施設、事務所・休憩所など多目的に利用できる。
　不動産取得税や固定資産税が不要で、　通常木造の建築物だと減価償却に22年かかるが、ＡＳＯＢＯＸの場合は車両扱いになるので、４年の償却年数で節税対策にも有利だ。
上物に関しては、同社は年間３００棟建築するハウスメーカーなので、そのノウハウを生かし、断熱性や居住性の確保、耐震性能等の一定の品質を確保できる。（11月18日号）

【写真】太陽光発電システムを搭載