高血圧オンライン診療を全ドライバーに　ＮＢＳロジソル（2024/11/27）

血圧計５００人のドライバーに配布


　㈱ＮＢＳロジソル（大分県日田市）は10月16日、高血圧のオンライン診療サービスを、全ドライバー約５００人向けに導入すると発表した。10月に活用を始め、来年４月までに全ドライバーへ導入する。
　血圧計とドライバーに貸与しているスマートフォンのアプリが連動しており、管理者が常にモニタリングでき、ドライバーもその日の血圧がスマートフォンで確認できる。
　導入に際しては医療サービスを担うイーメディカルジャパン㈱（東京都）のオンライン診療サービスを採用。全国どこからでも診療してもらえ（６～23時土日祝も含む）、早朝や深夜も含めた隙間時間でオンライン診療ができる。必要に応じて医者から処方される薬は自宅まで郵送される。
　ＮＢＳロジソルでは、オンライン診療の導入により、高血圧を主なリスク要因とする心筋梗塞(こうそく)などの心臓疾患、くも膜下出血などの脳血管疾患などを未然に防ぎ、健康起因の重大事故を回避できると見込む。
　同社では出発前の点呼時、帰着時の点呼時と１日２回血圧測定を行う。長距離、地場問わず全ドライバーに血圧計を配布していくが、同社では、「測った数値は随時、管理者に飛んでいく。血圧は健康のバロメーター。自身の血圧を毎日測ることで、全社員が健康意識を高めてもらい、長く働けるようにサポートしたい」と話している。

【写真】スマホでオンライン診療