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軽で年商1億突破 BON Bonn Line(2024/12/18)
『請求0円』配送武器で快進撃
一昨年1月に設立した軽貨物の運送会社㈱BON Bonn Line(ボンボンライン、高宮一平社長、大阪府岸和田市)は、今年大阪市住之江区、茨木市に営業所を新設した。来年の頭には社員数は34人になる見込みで、トラックも33台と去年の約2倍に増え、快進撃を続けている。
依頼を受けたら荷物、個数などを確認し、単価を聞かずに即トラックを走らせる「0円請求」という創業時からのやり方が業績拡大に寄与している。無駄な価格交渉のやりとりを省き、電話の本数を減らせることがお客さんに喜ばれ、受注を伸ばすことにつながっている。実際には0円で請求してもほぼ適正運賃で入金してもらえる。
軽の運送業界では業務委託ドライバーが多い中、同社はすべてのドライバーを正社員として雇用する。ドライバーは全員名刺を持ち、今年の秋からは社名を大きく刻んだパーカーを着用する。
軽貨物の中でも、個人宅配ではなく企業相手のフリー便に注力し、1日5〜6回転という高稼働により、トラック1台あたり月間80〜90万円を売り上げる。
他の運送会社等から「やり方を教えてほしい」という声が寄せられるほどになった。ライバルになり得る会社にもノウハウを惜しみなく提供し、業界を盛り上げていくという。
今年、創業以来一つの目標にしていた年商一億円を達成した。去年の倍の売上だ。今年の達成を予想していなかった「軽貨物だけで2年弱での年商1億達成」により、一般貨物への参入が視野に入ってきた。
高宮社長が「勝負の年だ」と位置付ける2025年を見守りたい。
【写真】トラックの前に立つ高宮社長(左)と神前所長