人物や車両の特徴をＡＩが判別・記録 ＡＩ搭載クラウド型カメラ（2025/05/11）

　4月に行われた関西物流展で、㈱フォーカス（大阪市）は、Verkada （ヴェルカダ）社製のＡＩ搭載クラウド型カメラを出展した。
　VerkadaのＡＩカメラは全世界３万社で活用されており、監視カメラに写った映像から人物検知、顔認識、車両検出、人流・車流分析、動線分析などをＡＩで自動処理する事ができる。
　カメラに写った人や車両をＡＩが解析。顔や服装、車両の特徴やナンバープレートの番号といった必要な情報を対象に紐付け記録する。クラウド型のため、遠く離れた地域の映像でも把握することが可能だ。
現行では英語のみだが自然言語検索の機能もあり、記録されたデータを検索することも可能。例えば「blue clothes（青い服）」と検索すれば、青い服を着た人がカメラに写った記録がピンポイントで表示される。
　この技術は防犯に活かせるのはもちろんのこと、物流現場の見える化や作業の効率化に活用することもできる。例えば、積込み・荷下ろしにやってくるトラックのナンバーや特徴を事前にＡＩに教えておけば、カメラに写った段階でＡＩに通知させることができる。事前に把握することによって積込みや荷下ろしをスムーズに行うことが可能だ。（５月５日号）

【写真】AIと連動する監視カメラ