「これからも業界発展のために力尽くす」　 大ト協・坂田会長 　 旭日双光章受章祝賀会（2025/11/30）

　今年の春、大阪府トラック協会会長の坂田喜信氏が多年にわたり自動車運送業界の発展に寄与した功績により旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)を受章した。その受章記念祝賀会が11月１日、ホテルニューオータニ大阪で開催され、約１００名が出席した。
　発起人代表である全日本トラック協会最高顧問である坂本克己氏はあいさつで、
「特に坂田氏の功績で申し上げなければならないのはＩＴ点呼の条件の緩和。
しっかりと社会の皆さんに安全をお届けしないといけない。それには対面点呼より効果的で効率的で合理的なＩＴ点呼の緩和が求められ、何度も国土交通省にかけあって、営業所に限っていたのを車庫まで緩和を実現させた。　
　もう一つは環境。エコタイヤの導入促進に尽力され、また、現場のドライバーが意気揚々と自信と誇りを持って仕事ができるよう労務問題にも力を入れられた。業界のためにドライバーのために尽くされました。本当におめでとうございます」と述べた。
　坂田氏は謝辞として、「伝達式は５月14日、東京プリンスホテルで行われましたが、勲章をもらって天皇陛下がご退席なさる時に少しだけ会話が出来ました。
『本日はおめでとうございます。ご仕事は何ですか』とおたずねになられたので、『運送業を営んでおります。日々交通安全に努め、交通事故の無いよう頑張っております』と答えると、『それは大変ですね』と天皇陛下がおっしゃられました。　
　私は、『陛下どうぞ上皇様をお大切になさってください』とお伝えさせていただきました。陛下と言葉を交わすことができたのは一生に一度あるかないか。誠にありがたく思ってます」と述べた。
　また、「今回の叙勲は大変光栄な事。小さい事だがコツコツやって来たのが良かった。これからもトラック業界の発展のために力を尽くします」と喜びを語っていた
最後に坂田氏の長女である純代さんがあいさつし、閉会した。（１２月１日号）

【写真】スタッフに囲まれた坂田氏