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次は120歳大還暦へ  大阪南運送・齋藤会長の100歳祝う集い(2018/12/17)


 「齋藤(さいとう)昭大先輩の満100歳(百寿)を祝う記念の集い」が11月12日、大阪市の太閤園で開催され、110人が参加した。
 齋藤氏は、米騒動が起きた大正7年の11月7日に徳島県鳴門市で生まれた。昭和17年に陸軍に入隊し、満州へ出陣。大東亜戦争を経験した。終戦を経て、昭和21年に運送業界へ入った。現在、大阪南運送㈱(大阪市)の会長を務めており、これまで近畿交通共済協同組合理事長など多くの要職に就いてきた。
 100歳ながら背筋も伸び、目も耳も記憶力も衰えがなく、今も毎日、会社に出勤している。式典会場へ入場の際も一人で入場した。
 今回の集いの発起人である坂本克己大阪府トラック協会名誉会長(全日本トラック協会会長)は「齋藤会長の100歳は通過点。どうか、われわれも齋藤大会長を見習って、しっかりやっていきたい」と祝杯のあいさつをした。
 齋藤氏は3歳になるひ孫から花束を受け取った後、壇上で「母親からは威張るな、出しゃばるな、欲張るなを言い聞かされ、常に信条としてきた」と話し、また、自身が愛好するラグビーの「ワンフォーオール、オールフォーワン、トライよりチャンスメーカーであれ、が私の100歳の人生です」とあいさつ。続けて、軍歌を熱唱し、会場を沸かせた。
 最後に大阪府トラック協会の辻卓史会長が、「100歳と言わず、108歳の茶寿、110歳の珍寿、そして120歳の大還暦を目指して下さい」と述べ、締めくくった。

【写真】⓵齋藤氏の入場シーン  ⓶坂本氏と祝杯を上げる